JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

6/15'05 パガニーニ・24 Caprices

イメージ 1演奏者 : イリヤ・カーラー (Violin) Ilya Kaler
レーベル: Naxos 8550717 (1992)
録音場所: 10/1992, Orum Hall, Valparaiso, Indiana [Studio]
曲目 :Caprices (24) for Violin solo, Op. 1

「聴くべし」さんの紹介で購入しました。
廉価ながら録音・選曲・演奏ともに秀逸なナクソスレーベルで、しかも中古が有ったので、更に安く購入出来ました。

ヴァイオリニストにとっての難問曲、24の奇想曲を若き女流ヴァイオリニスト、イリヤ・カーラーが爽やかに弾ききっています。
この曲はルッジェーロ・リッチ、五島みどり、ツィンマーマンなどが録音していますが、それらはどれも僕にとってはイマイチだったので、24の奇想曲は、敬遠していました。
しかし、この盤のカーラーはとっても爽やかです。あのパガニーニをいともサラッと弾いてしまうのにはビックリしました。
でも、技術は凄いと思いました。ヴァイオリンという楽器の素晴らしさを堪能することができました。
bqv10353さん、紹介有難う御座います。

<カーラーについて>:調べた事
チャイコフスキーシベリウスパガニーニの3つのコンクールで第1位となり「ミスター・ゴールドメダル」ともいわれているのだそうで,これまで発売されていた録音でも,難曲であっても全く不安を感じさせずに余裕を持って弾ききるそうです。

オイストラフが、このイリヤ・カーラーを、"He astonishes first of all by his phenomenal virtuosity. Ilya Kaler possesses perfect self control and composure of the real master who is not afraid of the results." と評しています(NAXOS のHPから引用)。

1971年クラスノダルに生まれる。
リムスキ-・コルサコフ高等音楽院でE.チャイコに師事し1990年に優秀な成績で卒業。
同年モスクワ音楽院に入学、エフゲニ-・マリ-ニン及びド-セント・オシポ-ヴァの各氏に師事し、1995年に同音楽院を修了した。
ソロとして数々の国内コンク-に入賞したほか、1995年にはイタリアのフィナ-レ・リグレ国際室内楽コンク-ルにも入賞を果たし、室内楽分野でも高い評価を受けた。
ロシア国内はもとより、アメリカ、イタリア、オランダ、フランス、オ-ストリアなど世界各地に招かれ、演奏活動を展開、数々のTVラジオへの出演も行う。1997年シマノフスキ-国際コンク-ル(ポ-ラ
ンド)で第2位及び数々の特別賞に輝き、各方面からの注目を浴びた。