2011-09-12 希望者全員、65歳まで雇用へ 継続の選別基準撤廃 もろもろ #その他雇用 希望者全員、65歳まで雇用へ 継続の選別基準撤廃 厚労省で開かれた労働政策審議会の部会=12日午後 厚生労働省は12日、高年齢者雇用安定法を改正し、労使合意の上で65歳までの継続雇用者を選別できる「基準制度」を撤廃する方針を固めた。年金の受給開始年齢が段階的に65歳まで引き上げられることを受け、希望者全員が例外なく、受給開始まで仕事を続けられるようにする考え。 12日に始まった労働政策審議会で年末までに意見を取りまとめ、2012年1月に召集される通常国会での法改正を目指す。 ただ、審議会の初会合では、基準制度をめぐる労使の意見が対立。経営側は「撤廃は、労働者の意欲低下や若者の採用抑制につながる」と強く反発している。