JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)ジャン・ギアン・ケラス

サヴァリッシュの音楽館
ごく最近の演奏会の音源のいくつかのリンクをご紹介
http://blogs.yahoo.co.jp/hirokazu_ishii_2007/32648036.html?vitality
から、数曲紹介が有りましたが、今日は、6. ジャン・ギアン・ケラス(チェロ)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)を聴く事にしました。
パソコンオーディオ・ソフト Audacity <録音 16bit 96000Hz>で録音しながら聴きました。

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6. ジャン・ギアン・ケラス(チェロ)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
※2013年5月3日バルセロナカタルーニャ音楽堂(ライヴ)

バッハ:無伴奏チェロ組曲チェリストのバイブルとまで言われるバッハの6曲の無伴奏チェロ組曲
技術的にも音楽的にも非常に高度なものを求めているこの曲は、チェロを弾く人にとって避けて通れない曲であり、すべてのチェリストはこの曲のために存在している、とも言えるかもしれません。
当然、古今の名チェリストたちもこの曲を取り上げており、僕の保有するCD、カザルス・ヨーヨーマ・ミッシャマイスキーシュタルケルに比べても素晴らしい演奏でした。

ケラスのバッハは、まったく見事に難曲を弾き切っており、技術的な不安は無く、気負ったところもない自然でフレッシュな音が滑らかに紡ぎ出されていて、爽やかさが心地良い演奏です。
急速なテンポで弾きこなして技術を誇示するのでもなく、感情的な側面を強調するでもなく、中庸のテンポでクールに淡々と洗練された音楽を奏でます。
彼は古楽アプローチを意識した明快な歯切れの良さが効果的に音楽の持つ舞曲に起源していて愉しい演奏です。
この音源はかなり良いので、チェロの音色が豊かな教会の残響を伴った録音にも助けられ、伸びやかでクセの少ない音色の美しさを存分に聴けて心地良い時間でした。



Integral de les Suites per a violoncel de Bach amb Jean-Guihen Queyras

Da Camera. Temporada de Música de Cambra al Palau 2012-13
Enregistrat el 03/05/2013
Palau de la Música Catalana - Barcelona

Programa

Suite per a violoncel n. 6 en Re, BWV 1012
Autor: Johann Sebastian Bach

Suite per a violoncel n. 2 en re m, BWV 1008
Autor: Johann Sebastian Bach

Suite per a violoncel n. 5 en do m, BWV 1011
Autor: Johann Sebastian Bach

Suite per a violoncel n. 3 en Do, BWV 1009
Autor: Johann Sebastian Bach

Suite per a violoncel n. 4 en Mi b, BWV 1010
Autor: Johann Sebastian Bach

Suite per a violoncel n. 1 en Sol, BWV 1007
Autor: Johann Sebastian Bach


ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
Jean-Guihen QUEYRAS

イメージ 2 1967年モントリオール生まれ。リヨン国立高等音楽院、フライブルク音楽大学ジュリアード音楽院でチェロを学ぶ。ロストロポーヴィチ国際コンクールおよびミュンヘン国際音楽コンクールで受賞。
レパートリーはバロックから現代まで多岐にわたり、ウィーンのムジークフェライン、アムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのシャンゼリゼ、ロンドンのウィグモア、ニューヨークのカーネギーなど、欧米の権威あるコンサートホールの多くでリサイタルを行っている。優れた室内楽奏者としても知られ、2002年にはヴァイオリンのA.ヴァイトハースとD.ゼペック、ヴィオラのT.ツィンマーマンとアルカント・カルテットを結成、〈トッパンホール ニューイヤーコンサート 2012〉に出演した。
これまでに、ブリテン無伴奏チェロ組曲」、ハイドン「チェロ協奏曲」、ドヴォルジャーク「チェロ協奏曲」、シューベルトアルペジオーネ・ソナタ」、バッハ「無伴奏チェロ組曲」、ドビュッシープーランク作品集などのCDをリリース(ハルモニア・ムンディ/キングインターナショナル)。
トッパンホールには01年の日本初リサイタル以来、04年、07年、11年、12年(アルカント・カルテット)と数多く出演している。
使用楽器は1696年ジョフレド・カッパ製(メセナ・ミュジカル・ソシエテ・ジェネラルより貸与)。
ドイツ・フライブルク音楽大学教授。