JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

I氏宅で僕のTL0とDACを試聴した時のI氏の感想

TL0についてネット検索していたら、昔(2005/5/6)友人のI氏宅に僕のTL0とDACを持参して試聴した時の感想を見つけました。
http://www2.ttcn.ne.jp/bafu/index.htm
懐かしい!。
そこで、この記事をブログに残しておく事にしました。
*友人のI氏は僕にJBL4343を格安で譲ってくれた恩人です
*文章内の「友人のS氏」とは僕です
*文章内の「もう一人のS氏」は埼玉の土呂オートグラフ所有の僕のクラッシックの師匠です。


<高級CDトランスポートを繋いでみる>
友人のS氏が、愛用のCDトランスポートとDACを持ってきてくれました。  
これらの機器をTA-DA9000ESに繋いで聴いてみました。
当日は、もう一人のS氏もご同席されており、3人での試聴です。

その機器とは、CDトランスポート ・・・ CEC TL0 あのベルトドライブの189万円もするやつです。 DAC ・・・ マークレビンソン 360SL これも168万円もする代物です。 両方合わせて357万円 !!!

S氏としては、これらの機器がTA-DA9000ESでどんな音を出すかという興味よりも、私にこれらの機器を自慢したい、あるいは売り込みたいというところが本音のような気がしました。 (何にしても買えない者のひがみか・・)

さて、まず最初は、トランスポートを直接DA9000に繋いでの試聴です。 スピーカーは、もちろんアポジーの方を使用です。
接続ケーブルは、コネクターの関係で「高価」なS氏持参のものが使えず、両端RCAピンプラグの5000円クラスのものを使用しました。
プログラムは、例によってグレン・グールドの「ゴールドベルク変奏曲」、五輪真弓の「抱きしめて」の他、色々です。

さて、その結果です。
何という素直で滑らかな音なのでしょうか。 この音に比べると 我が家のXL-Z999EXの音は、うるさいと言ったらいいのか、何か歪があるという感じに聴こえてしまいます。 その差は僅かなのですが、比較してしまうと明確な差があります。
兎に角、音が滑らかに出てきます。 音がソフトになるという感じではなく、余計な付帯物がなく、ソースの音を正しく出ていながら、何と言うのかディスクが回っている感じがなく、音が自然に流れ出てきます。  人によっては少し物足りないというかもしれないくらい、全くストレスのない音です。
これでまともなケーブルを使ったらどんな音になるのでしょうか。

当たり前といえばそうなのでしょうが、格の違いを見せ付けられました。 欲しくないといえば嘘になります。 しかし、189万円という値段を考えると、今の私にそこまでの情熱があるのか・・・

<色々トライアル>
次は、DACを加えての試聴です。 いくらマークレビンソンとは言え、アナログ信号をDA9000ESに入れれば、DA9000ESで再びディジタル信号に変換されますので、良い影響はないだろうとタカをくくっていました。
ところがです。 何と、レビンソンの音がしたのです。

音楽に艶が乗り、何とも言いがたい色気があるのです。 マッキンの(誤解を恐れずに言えば)コッテリした感じとは一味違って、何と言うか「コク」が乗るというか、これまた誤解を恐れずに言えば、音楽性が豊かになるという感じなのです。 この音には両S氏は感心していました。
今日の試聴機器の持主のS氏は、「DACを繋いだ音が素晴らしい。」と論評。
もう一人のS氏は、どちらの音が好きとか良いとかは言わず、「アポジーはすごいスピーカーだ」と論評していました。

さて、私はと言うと、好き嫌いで言えば、DAC無しのTL0の素直な音が好きです。
比較してしまうと、やはりDACはレビンソンの色を付けていると感じてしまうからです。