2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧
みなさま 待ちかねた桜の季節もあっという間に過ぎてしまいましたが、晩春のうららかな陽気の中、新年度の仕事や生活が始まった今月は、この「今月のこの1曲」にとっても、ようやく20回を迎えた節目の回となり、何か春らしい、この頃の気分に合う曲はない…
第3楽章は、いかにもモーツァルトらしいおおらかなメヌエット。 このメヌエットに関しては、モーツァルトが、イタリアから姉ナンネルにあてた手紙で、面白いことを書いています。すなわち「ミラノやイタリアのメヌエットは音符が多くゆっくりしていて小節数…
ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の門外不出の秘曲です。 純正律の極限です。本当に美しすぎますネ。 Allegri: Miserere 作曲: Gregorio Allegri, William Mundy Gimell - #339 1.Miserere 2.Vox Patris Caelestis 3.Missa Papae Marcelli: Kyrie 4.Missa Pap…
みなさま さすがに暖かい日が続き、桜の開花も報じられました。いかがお過ごしですか。 さて、私が初めてクラシック音楽のレコードを買ったのは、1970年の春、3月でした。その前年から、中学の恩師のおかげでクラシック音楽に目を開かれ、少しずつFM…
「グロリア」は、神の栄光を讃美する讃歌。解説者により、大きく6つ又は4つの部分に分けられるとされます。 冒頭は、オーケストラの急速調で激しい前奏に続いて、合唱が高らかに「グロリア・イン・エクセルシス・デオ Gloria in excelsis Deo(天のいと高…
みなさま いかがお過ごしですか 立春も過ぎたというのに、相変わらず寒い日が続きますが、目には見えなくても一歩一歩春に近づいてはいるのでしょうね。 県内では川本町の白鳥がすっかり有名になりましたが、私のふるさとを流れる利根川にも一時はたくさんの…
第4楽章フィナーレは、モデラート・アッサイの序奏付きで、主部はアレグロ・ヴィ-ヴォ。冒頭楽章と異なり金管による分厚い響きの序奏(ちょっとムソルグスキー/ラヴェル編曲の「展覧会の絵」を思わせる)は短く、すぐに主部に入り、弱音で踊り跳ねるよう…
みなさま 新年明けましてと挨拶するにはいささか日が経ちましたが、いかがお過ごしですか。 ここ数日、パソコンの無線LANの調子が悪く、長い時間安定してネット接続ができない状況ですので、この通信も無事届くとよいのですが。 さて、元旦は毎年モーツァ…
最後は、アンネマリー・クレメールというソプラノ歌手に、ニコル・マット指揮南ドイツ選定侯室内管による2001年の録音。超廉価レーベルのブリリアントクラシックから出ているモーツァルト全集中の宗教音楽セットの1枚です。 これも古楽系の演奏ですが、…
みなさま あわただしい年の瀬、いかがお過ごしでしょうか。 今年の冬は暖冬だなどと言われていましたが、さすがにこのところ、だいぶ寒さが厳しくなってきました。 夜更けて バッハを聴きて 柚子の風呂 これは冬至の晩に風呂に入っていて思いついた拙句です…
ヘルムート・リリンク/シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ゲッヒンゲ・カントライの1984年録音SONY盤は、まじめな宗教音楽らしい演奏ですが、この曲としてはややおとなしすぎるかなという気もします。もっともそれはトランペットや太鼓(テ…
みなさま 今年は夏から秋にかけて、猛暑や災害で落ち着きませんでしたが、11月に入ってからは、ようやく比較的おだやかな秋らしい日が続きました。 この10月から11月にかけての時期は、私の最も好きな季節なのですが、みなさんはいかがお過ごしでしょ…
シューベルト自身が、この作品に興味を示していた出版社に手紙で、そこでの成功を伝えているからで、シューベルト自身、この曲には相当の自信を持っていたようです。 彼は、この曲の出版(ライプチヒの出版社で、オーストリア国外で出版された最初の作品)を…
現代的で明快な解釈で、かつ歌わせるところは十分に歌っています。大げさ な身振りとは無縁の、とても親密で暖かい雰囲気の演奏で、シューベルトの 音楽の優しさが伝わってくるような気がします。 このほかにも、コラールやデュメイらフランス勢の録音やミラ…
キングレコード K32Y 6030 (1985年録音) オーデォ友人のIさんからの紹介で、購入しました。 「プレイ・バッハ」で有名なジャズピアニストだそうです。 JAZZは分かりませんが、録音が良く、ノリノリで聴けます。 特に、前奏曲第1番が良いですネ。 ビール…
このブログの公開は、早、1ヶ月となりました。 マイナーなブログですが、700以上の閲覧・・・感激です。 ブログをを公開して、今は良かったと思っています。 本当は、自分のための、クラッシックを聴くための、日記でした。 多くの方からアドバイスを頂…
今年は猛暑が続いた上に、次から次と台風が上陸、度重なる被害をもたらしたのに、そのうちに浅間も噴火し、とうとう今度は新潟で大きな地震が起きてしまいました。 県北のわが家も大きく揺さぶられましたが、幸い積んでおいた本が崩れたくらいで済みました。…
第1楽章は、冒頭アレグロ・モデラート、弱音の弦のきざみをバックに、やや高い音で、北方的な、でもロシア的なものとも異なる、メランコリックな感じのする第1主題を独奏ヴァイオリンが奏でて始まります。 この冒頭はとても印象的で、管弦楽提示で開始され…
オーディオ試聴記2でご批評を頂けなかったのですが、 CECさんと同行した方から、ご批評のメールを頂きましたので、 追加して、転載致します。 なお、私の依頼も悪かったのだと感じています。 「長所は要らないので、短所を教えてください」と私が言った…
みなさま 今年の夏は、記録的な猛暑と台風の当たり年となりました。 このところ、だましだまし使ってきて17年目のCDプレイヤーの調子があまり思わしくなく、電源を入れて数時間が経たないと何度も途中でストップしてしまい、と言って途中からは聴けず、…
ブルックナーの交響曲は、その死後はもとより生前も、ブルックナーの支持者、弟子とか友人によって改訂(当時の感覚でのよく鳴るようにとのオーケストレーションの変更や聴きやすくするためのカットなど、改竄というようなものも)された楽譜で長らく演奏さ…
かくして、とにかく、ブルックナーの交響曲は、ヴィーンではなかなか認められない。本人にはハンスリックらの酷評に反論する術もなく、ブルックナーは後年皇帝に拝謁した折、望みを聞かれ、ハンスリックに酷評しないように命じてくれなんて、とんちんかんな…
ヴィーン・フィルとの8番などで名高いシューリヒト盤ですが、これはいわゆる改訂版に基づくためか、ややキンキンする感じの演奏で、特にシューリヒトを聴きたいという方以外はお薦めしかねます。 ワルター盤は叙情的な面がよく出ていて、私は好きですが、ブ…
plamo fanさんからオイストラフ盤の問い合わせが有りました。 ・・・そういえばこのCDを最近聴いていないな・・と思い、早速聴いた次第です オイストラッフ/オットー・クレンペラーで、フランス国立放送局管弦楽団。 1960.6/17-18の録音です。 これが6…
ブログを閲覧していたら、「書採日記」にコーヒーカップについて 書いてあったので、私もまねをして書くことにしました。 http://blogs.yahoo.co.jp/j_millcrown_y26/2747996.html 写真はマイセン社のブルーオーキッド・コーヒーカップです。 オーキッドは欄…
plamo fanさんから紹介が有ったCDを聴きました。 無言歌集は8巻からなるピアノ小品集です。初級者の練習素材に有りますネ。 早速聴こうと探したのですが、有りません・・たしかバレンボイムだったと・・。 ・・・そうだ!。貸したままだ・・・誰に貸したか…
みなさま さしも暑かった今年の夏も、処暑も過ぎ、このところはだいぶ過ごしやすくなってきて、むしろ往く夏を惜しむ気持ちになってきますが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、先月は、カルロス・クライバーの訃報に接し、その録音から、ベートーヴェンの…
結局このとばっちりを受けた形で、というより、ショスタコーヴィチ自身がさらなる危険を回避するため、36年の革命記念日の初演に向けて練習にまで入っていながら引っ込めてしまったのが、大作第4交響曲でした。(これは、25年も後、1961年になって…
最初のショスタコーヴィチ交響曲全集を完成させたキリル・コンドラシン盤は、コンドラシンが西側に亡命する前の録音ですが、彼は、晩年のショスタコーヴィチの信頼を得ていた指揮者であるように思われます。 この演奏は、速めのテンポでメリハリのはっきりし…
暑中お見舞い申し上げます しかし、いかに夏本番とは申せ、毎日毎日、すごい暑さです。 それでなくても当地の夏はとにかく暑いのですが、もっとも先週はついにフェーン現象も 手伝って、千葉県のほうでは40度を超えたとか。 最近は、最高気温が32度くら…