JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

8/13'06 グールド(グレン) 「イマージュ」バッハetc.

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演奏: グールド(グレン)
レーベル: ソニーミュージックエンタテインメント
CD (1997/10/1)
ディスク枚数: 2
ASIN: B00005G7W3

曲目リスト
ディスク枚数:1
1. イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
2. インヴェンション第1番ハ長調BWV772
3. インヴェンション第8番ヘ長調BWV779
4. フランス組曲第2番ハ短調BWV813
5. 平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番ハ長調BWV846~前奏曲とフーガ
6. ゴールドベルク変奏曲BWV988~主題:アリア~第5変奏
7. シンフォニア第11番ト短調BWV797
8. シンフォニア第15番ロ短調BWV801
9. パルティータ第1番変ロ長調BWV825
10. 平均律クラヴィーア曲集第2巻第14番嬰ヘ短調BWV883~前奏曲とフーガ

ディスク枚数:2
1. 2つのラプソディーop. 79~第1番ロ短調 / ブラームス:
2. アルマンド / ギボンズ
3. ピアノ・ソナタ第58番ハ長調Hob. 16-48~第2楽章 / ハイドン
4. ヴュルテンブルク・ソナタ第1番イ短調Wq. 49~第3楽章 / C. P. E. バッハ
5. 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」~第1幕への前奏曲 / ワーグナー
6. ソナチネ嬰ヘ短調op. 67-1~第2楽章 / シベリウス
7. ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op. 73「皇帝」~第3楽章 / ベートーベン
8. 夜想曲第1番ヘ長調 / ビゼー
9. ピアノ・ソナタロ短調op. 5~第2楽章 / R.シュトラウス
10. 2つの小品op. 57~第2曲「舞い踊る愛撫」 / スクリャービン

本当に、グールドは聴きやすいです。
DISC-1のバッハは最高。
DISC-2は聞き流して聴くには最高です。
グールドを聴くと、プロの演奏とは何ぞやが、理屈無しに判ってしまいます。
本当に、凄いピアニストです。

商品の説明(Amazon.co.jpより)
「1枚目にはバッハ、2枚目にはそれ以外」という明快さ。聴く側にとっては便利な編集方針だ。
そのときの気分によってどちらを選ぶかがすんなり決められる。
バッハ篇は変化があって親しみやすい「イタリア協奏曲」から。
きびきびとした第1楽章、内省的な第2楽章、スピード感あふれる第3楽章。
じれったくなるような遅いテンポでポツポツ弾かれる第2楽章でグールドのユニークさはすでに明らかだ。
しかし、彼の弾くバッハでテンポやアーティキュレーション以上に興味深いのは、その後に続く曲を聴き進めるうちにはっきりと感じられるようになっていく独特の音色。
ペダリングやタッチの工夫、楽器の改造やレコーディング技術の駆使によってグールドが追い求めたのは、軽く、すっきりとして、ちょっと鼻にかかったようなところのあるニュアンス豊かな音色だった。
グランドピアノの豊麗で丸々とした響きが、繊細な彼には少々でしゃばりに思えたのかもしれない。音色でいえば、2枚目に入っているシベリウスソナチネも注目に値する。薄くもやがかかったようにぼやっとした残響感。
夜露の残る山野に響く狩りのホルンのような音色をピアノから引き出したかったのだろう。
大バッハの息子カール・フィリップエマヌエル・バッハの作品も2枚目。
偉大な父親に比べれば聴かれることの少ない作曲家ではあるが、ここに収録された「ヴュルテンブルク・ソナタ第1番」は多くの人に好まれそうな曲だ。
ムード・オーケストラのレパートリーに入ってもよさそう。(松本泰樹)