JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

6/17'05 ジュリーニ/ブルックナー交響曲第7番(ノヴァーク版)

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「Nakkan77」さんから情報を頂き、今日は、追悼の意味で聴きました。
urusai u jinさんから頂いた、「瑞泉 うさき 御酒」を開封し、お清めです。
カルロ・マリア・ジュリーニ氏は14日、イタリア北部ブレシアの病院で死去91歳でした。死因は不明。

このCDは、オーディオに凝り始めた頃に、ビデオショップで中古として売られていました。
僕は、曲も、指揮者も知らないまま、ジャケットの良さで購入しました。
しかし、今のマーラーと同様、1楽章でコケてしまい、聴いていませんでした。
ある日、友人の大宮Sさんが拙宅へ試聴に来られた時、このCD「ジュリーニブルックナー交響曲第7番」を聴きたいと言い(今考えると彼はジュリーニの熱狂的フアンでした)、結局、1楽章から結局4楽章まで付き合わされ、その辛かった事!・・・良い思い出です。
このCDは僕がブルックナーを聴くきっかけとなり、ジュリーニのフアンとなったCDです。
今は、愛版の一つに成りました。

「GUSTAV」さんがマーラーのコメントで言われた「まぁ、長い目で見ていきましょう。あっさりとすぐに気に入ってしまう曲というのは、すぐ飽きるものです。逆に「何だこれは!」となかなか自分の中に入ってこなくて、何度も聞いているうちに、あるいは適当な間をおいて、やっと好きになったものは、今度は一生のつきあいのように親しいものになるものです」は、僕にとってブルックナーだったんです。今はブルックナーCDは40枚以上持つ様になりました。

 ジュリーニ氏は1914年生まれ。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院でビオラを学び、44年に指揮者としてデビュー。その成功でローマ放送交響楽団音楽監督に就いた。53年にはオペラの名門、ミラノ・スカラ座の首席指揮者に就任。後年は、ウィーン交響楽団やロサンゼルス・フィルの音楽監督などを務めた。交響曲やオペラに優れた録音を残した。

 彼の演奏は緻密な構成感と明快な歌い口が解釈の特徴で、演奏曲目を自信ある作品に絞るなど完全主義者の側面もあった。晩年はじっくり丁寧な音楽作りを聴かせた。1998年に引退を表明してからは、ミラノの青年オーケストラの指導などに当たっていた。日本には60年に初めて訪れ、本格派として人気があった。