JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

Bach&Ysaye Solo Violin Joseph Lin

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ジャンル: クラシック
フォーマット: SACD
組み枚数: 1
発売日: 2005年12月16日
カタログNo: NF63001
レーベル: Fine Nf *classic*
売国: 日本
その他: ハイブリッド,
曲目
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調 (M.キロガに)
J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番イ長調『バラード』(G.エネスコに)
J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004

HMV.co.jp価格(税込)¥4,276の高価なCD?。
ジャケットにSACD5.1Surround書いて有ります。
この機種で聴ける人のために、こんな高価な価格!。
通常のCD盤での発売を期待しますが、録音は確かに最高でした。
でもサービスに、CDのみエクストラ・トラックが付いていました。

部屋中に漂う素晴らしく美しいシャコンヌが聴けるCDはリンのこれしかないでしょう。
本当にリンは素晴らしいバイオリニストと思います。



HMV レビュー>
「イザイはバッハに触発され、みずからが無伴奏ヴァイオリン作品を書く際には、バッハの作品の裏にある精神を現代的に表現したものを意図した。そのためイザイの無伴奏ヴァイオリン作品と、バッハのそれとの間には数々の関連性がある。今回の録音では、私は曲と曲との間の和声的な関係に惹かれ、4つの作品を、ある意味で連続的な発展性のある音楽表現にしようと考えた。イザイの6番(ホ短調)はバッハの2番ソナタイ短調)とは属調の関係にあり、そのソナタの終楽章(イ長調)はイザイの3番バラードの冒頭に再現する。この種子から導入部を経過し、属和音としてのバラードのニ短調がゆっくりと姿を現す。そしてこのニ短調はバッハのパルティータの5つの楽章で再確認され、壮大なシャコンヌで頂点に達する。」~ジョセフ・リン~

若手のホープとして内外から熱い視線を集めている台湾系アメリカ人の新進ヴァイオリニスト、ジョセフ・リンが、バッハとイザイの無伴奏作品に期待を上回る目覚しい演奏を聴かせる1枚。作品の選曲と配置もリン自身が決定、4作品の和声的な関係性に着目した解説もみずから執筆するという、まさに「トータル・プロデュース」というべきアルバムです。

 まずは、イザイ作品での切れ味するどいテクニックに驚かされます。6曲からなるイザイの「無伴奏」が、それぞれ同時代の名バイオリニストたちに捧げられたことはよく知られていますが、それだけにどれを取っても技巧的な難曲揃い。

バッハ作品でも、曲の大きさに位負けしない踏み込みの良い表現が秀逸で、ブックレットに「推薦文」を寄せているヨーヨー・マをはじめ、小澤征爾内田光子など共演経験のある先輩アーティストがベタ褒めだという話にも大いに納得。

高品位SACDハイブリッド専門レーベル「fine NF」ならではの優秀録音もポイント。そのリアルな音質は通常のCDプレーヤーで聴くかぎりでも抜群で、演奏、音質とも文句の付けようがない出来栄えです。
 なお、エクストラ・トラックとして収録された『凝視』は、リンの従兄弟でもある作曲家チャン・イ・チェンが、1999年の台湾震災の犠牲者に捧げた作品。これは、新潟県中越地震およびスマトラ沖地震津波の被害者への義援金を募るために、セッションの合間におこなわれたチャリティ・コンサートにおけるライヴ録音です(CD層のみに収録)。