JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

アベマリア 宮本笑里(Vn)+グレン・グールド(坂本龍一 企画)

題名のない音楽会
2013年04月07日 09:30

宮本笑里
1.アベマリア 宮本笑里グレン・グールド坂本龍一 企画)
2.チャールダーシュ 作曲:V.モンティ

アベマリアは坂本龍一が企画した、グールドのピアノに、宮本笑里のバイオリンをコラボレーションの演奏。
グールドのピアノ伴奏でバイオリンを聞く・・・何とも贅沢な話だ。
宮本笑里のバイオリンは中々上手い、音楽性も有り、テクニックもかなり有る。
楽しく過ごせた、一時でした。

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<資料>
グレン・グールドMEETS アンジュール
― ショート・ムービー『アンジュール』
オリジナル・サウンドトラック
テーマ曲:アヴェ・マリア(バッハ〜グノー)/
価格:¥2,000(税込)
テーマ曲は坂本龍一Produce
宮本笑里グレン・グールド
日本とカナダの時空を超えたコラボレーションが実現!

坂本龍一がプロデュースを手掛けた、人気ヴァイオリニストの宮本笑里とカナダの伝説的天才ピアニスト、グレン・グールドとの時空を超えたコラボレーション曲「アヴェ・マリア」を収録したオリジナル・サウンドトラックを発売。
 なつかしい絵本ですが、動画で見るのもよいものですね。犬の疾走感などがよく描かれています。ナレーションなどはなく、サウンドは音楽と効果音だけ、というのもよかったと思います。最後の「アヴェ・マリア」、犬が少年に会えた喜びにとてもフィットしていましたね。
 さて、この楽曲ですが、「グールドの演奏にダビングする?!そんな不遜なことをしていいのか?」グールドを崇めている僕には、これは驚くべき依頼でした。本当におそるおそる手に触れた、という感じですが、グールドの演奏に顕微鏡で見るように接してみて、改めてその深さや人間味を感じ、以前にも増して彼が好きになりました。宮本さんも、何度も演奏していただき、ご苦労さまでした!

坂本 龍一
 数年前、姉から進められて出会った絵本、アンジュール。鉛筆だけのシンプルな白と黒の世界が、ページをめくるごとに今にも動き出しそうな細かい表情やしぐさにとても引き込まれ、私にとって心をゆさぶられた大好きな一冊でした。今回は映像となり、さらに音楽も一体となることで、絵本とはまた違った表情が垣間見えてきます。「詩も文章もない物語だからこそ訴えかけてくるもの」を強く感じ、私の心をつかんで離しません。この作品は、命の大切さや動物への愛情というものを、改めて考えさせてくれました。
 私が今回演奏させていただいたアヴェ・マリアも、この物語を読んで感じたままに、音で伝えられるよう心がけました。レコーディングでは、グレン・グールドの素晴らしいピアノにできるだけ寄り添うように、そして坂本龍一さんからは、演奏する上でどのような歌い方をすればより感情を音に吹き込むことが出来るかなどを教わり、実際に坂本さんのピアノと一緒に、何度もリハーサルに付き合ってくださいました。 映像と音、どちらも魅力がたっぷりつまった作品。ぜひ沢山の方々に観ていただきたいです。

宮本 笑里
 坂本龍一さんはグレン・グールドの音楽、クリエイティヴィティやテクノロジーに関する進歩的な考え、アーティスティックな人柄に対し、深く優れた理解の持ち主です。そんな坂本さんが自身のクリエイティヴな試みを通じ、グレン・グールドを分かち合うための力添えをくださることに感謝しております。坂本龍一宮本笑里
グレン・グールドという3人の素晴らしいアーティストが一堂に会したこの音楽的コラボレーションでは、各アーティストの個性が際立つと同時に、一体化したひとつの素晴らしい声としても聞こえてきます。坂本龍一さん、宮本笑里さん、おめでとうございます。犬と自然とシンプリシティをこよなく愛したグレン・グールドが健在だったなら、『アンジュール』の一部となることを光栄に思ったに違いありません。