最高級トランスポーター比較
僕のCEC/TL-0と、購入時に比較したESOTERIC/P-0との比較を見つけました。 とても、気になったので、書き留めておく事にしました。
トランスポーター比較は、
1.ESOTERIC / P-0 ¥1,200,000
(現行モデル / P-0s ¥1,600,000・2001年生産完了予定)
2.CEC / TL-0 ¥1,800,000(2000年・生産完了)
3.AIRBOW / TL-1X/KAI ¥500,000
(2001年にTL-5100/KAI ¥250,000を追加発売。
価格は半分ですが、音質はTL-1Xに肉薄します。)
(現行モデル / P-0s ¥1,600,000・2001年生産完了予定)
2.CEC / TL-0 ¥1,800,000(2000年・生産完了)
3.AIRBOW / TL-1X/KAI ¥500,000
(2001年にTL-5100/KAI ¥250,000を追加発売。
価格は半分ですが、音質はTL-1Xに肉薄します。)
の3機種で、
組み合わせの、DACコンバーター2種類
1.dcs / エルガー ¥2,200,000
(現行モデル / エルガー2 ¥2,800,000)
2.AIRBOW / DAC-1.spec99 ¥350,000
(現行モデル / DAC-1.spec2001 ¥450,000)
(現行モデル / エルガー2 ¥2,800,000)
2.AIRBOW / DAC-1.spec99 ¥350,000
(現行モデル / DAC-1.spec2001 ¥450,000)
使用機材
スピーカー / TANNOY キングダム15
デジタルケーブル / WONDER-LINK1/1.0m
RCAケーブル / オーラルシンフォニクス AS1-G5/1.0m
補助スピーカー / AIRBOW CLT-1
アンプ / AIRBOW TYPE1.spec99デジタルケーブル / WONDER-LINK1/1.0m
RCAケーブル / オーラルシンフォニクス AS1-G5/1.0m
試聴ソフトと試聴結果(一部のみ)
P-0 + Elgar
A:悪い音ではないが、角張ってやや刺激感。
B:激しくシャープな感じ。
C:他と比べバイオリンの音が違うように感じた。
D:弦の力強さと、スピード感に優れている。
E:立ち上がり遅く、付帯音が気になる。
F:
G:Fレンジ◎・解像度○・金属的△
H:高解像度でFレンジも広い。
I :
TL-1X/KAI + ElgarB:激しくシャープな感じ。
C:他と比べバイオリンの音が違うように感じた。
D:弦の力強さと、スピード感に優れている。
E:立ち上がり遅く、付帯音が気になる。
F:
G:Fレンジ◎・解像度○・金属的△
H:高解像度でFレンジも広い。
I :
A:ふくよかさが出てくる。音の深さを感じる。耳に心地よい。
B:音が聴きやすい。音のつながりがよい。
C:P-0/DAC-1との違いがあまりわからなかった。
D:弦の力強さではP-0に譲るが、素直さとバランスでは上回る。
E:
F:
G:Fレンジ◎・解像度○
H:解像度はP-0ほどでもないが、弦の音がナチュラル。
I :
P-0 + DAC-1.spec99B:音が聴きやすい。音のつながりがよい。
C:P-0/DAC-1との違いがあまりわからなかった。
D:弦の力強さではP-0に譲るが、素直さとバランスでは上回る。
E:
F:
G:Fレンジ◎・解像度○
H:解像度はP-0ほどでもないが、弦の音がナチュラル。
I :
A:音が前に出てくる。ON気味、響きの細かい変化が出ない。長時間は聴きづらい。
B:やや音に無理がある。
C:TL-1X/Elgarとの違いがよくわからなかった。
D:
E:
F:
G:Fレンジ◎・解像度◎
H:高解像度でFレンジもあるが、ほんの少し薄い。
I :
TL-1X/KAI + DAC-1.spec99B:やや音に無理がある。
C:TL-1X/Elgarとの違いがよくわからなかった。
D:
E:
F:
G:Fレンジ◎・解像度◎
H:高解像度でFレンジもあるが、ほんの少し薄い。
I :
A:細やかさが良く出ている。音の変化がよくわかる。
B:全体的に聴きやすい。バイオリンの良さが良く出る。アナログ的な音。
C:P-0/DAC-1と比較して、情報量が多く感じた。演奏が良かった。
D:
E:よけいな音が一切ない。SNがよい。立ち上がり早い。
F:
G:解像度◎○・Fレンジ◎
H:弦も自然でバランスも良い。
I :
TL-0 + DAC-1.spec99B:全体的に聴きやすい。バイオリンの良さが良く出る。アナログ的な音。
C:P-0/DAC-1と比較して、情報量が多く感じた。演奏が良かった。
D:
E:よけいな音が一切ない。SNがよい。立ち上がり早い。
F:
G:解像度◎○・Fレンジ◎
H:弦も自然でバランスも良い。
I :
A:ほんの少し、TL-1X/DAC-1に優れる。音に奔放さが出てくる。聴きやすさはTL-1X/DAC-1が勝る。
B:TL-1X/DAC-1と同様によい音である。
C:TL-1X/Elgar・P-0/DAC-1とは違う感じの9点。
D:細かい音色が美しい。しかしTL-1X/DAC-1より古さを感じてしまう。
E:純度が高く、よけいな音がまとわりつかない。
F:奥行きが広く、音楽にひたれる。
G:Fレンジ◎・解像度◎○・全体の印象◎
H:細かなディティールの再現性と、一番弦がナチュラル。
I :
B:TL-1X/DAC-1と同様によい音である。
C:TL-1X/Elgar・P-0/DAC-1とは違う感じの9点。
D:細かい音色が美しい。しかしTL-1X/DAC-1より古さを感じてしまう。
E:純度が高く、よけいな音がまとわりつかない。
F:奥行きが広く、音楽にひたれる。
G:Fレンジ◎・解像度◎○・全体の印象◎
H:細かなディティールの再現性と、一番弦がナチュラル。
I :
P-0 + Elgar
A:アンサンブル、響きともに全然ダメ。ベーグがものすごく下手くそにきこえる。
B:’野武士’的音響。音が少し荒い。
C:
D:
E:
F:
G:Fレンジ○・解像度◎
H:音場も広く、クリアー、分解能も高い。
I :
TL-1X/KAI + ElgarB:’野武士’的音響。音が少し荒い。
C:
D:
E:
F:
G:Fレンジ○・解像度◎
H:音場も広く、クリアー、分解能も高い。
I :
A:ハーモニーがハッキリしてきた。分解能も問題なし、音が一つ一つ良く伸びている。
B:音のつながりがよい。
C:P-0/Elgarとくらべ、落ち着いている。
D:
E:
F:
G:Fレンジ○・解像度◎
H:アナログ的で厚みもあり聴きやすい。
I :
A:前3曲と比べ悪い印象。今までの良さと比べ不思議。
B:P-0/Elgar、TL-1X/Elgraとくらべ、中間的な印象。
D:
E:
F:
G:Fレンジ◎・解像度◎
H:Fレンジはあるが、音場が薄い。
I :
TL-1X(改) + DAC-1.spec99B:P-0/Elgar、TL-1X/Elgraとくらべ、中間的な印象。
音のつながりが良くない。
C:P-0の作動音が気になった。D:
E:
F:
G:Fレンジ◎・解像度◎
H:Fレンジはあるが、音場が薄い。
I :
A:やはりこれくらいクォリティーが高くないと「音楽」にならない。
B:音が良くなった。音のきめが細かい。
C:スケールが大きくなったようだ。
D:
E:
F:
G:Fレンジ◎・解像度◎・実在感○
H:自然ななり方で、パワー感がある。
I :
TL-0 + DAC-1.spec99B:音が良くなった。音のきめが細かい。
C:スケールが大きくなったようだ。
D:
E:
F:
G:Fレンジ◎・解像度◎・実在感○
H:自然ななり方で、パワー感がある。
I :
A:残響が消え入るところまで表現される。細かさが違う。
B:TL-1X/DAC-1の組み合わせににている。
C:TL-1X/DAC-1と比べゆっくりきこえた。
D:音色が素晴らしいが、やはりちょっと古さを感じる。
E:
F:
G:Fレンジ◎・解像度◎・全体の印象◎
H:音楽的である。聴きやすい。
I :
総合評価B:TL-1X/DAC-1の組み合わせににている。
C:TL-1X/DAC-1と比べゆっくりきこえた。
D:音色が素晴らしいが、やはりちょっと古さを感じる。
E:
F:
G:Fレンジ◎・解像度◎・全体の印象◎
H:音楽的である。聴きやすい。
I :
A:P-0/Elgarはおかしい。TL-1X/Elgar・P-0/DAC-1の
C:
D:P-0も。TL-1X/KAIも良い音の時と、ノイズをすごく感じるときの差が
F:機器の差で音楽性が全く異なっている。何も高価なものが良いとは限らない。
G:
H:
I :
組み合わせではおかしくない、というよりかなり質が高い音なので、
相性が悪いように思う。
B:相性が悪いように思う。
C:
D:P-0も。TL-1X/KAIも良い音の時と、ノイズをすごく感じるときの差が
大きく出る。
E:F:機器の差で音楽性が全く異なっている。何も高価なものが良いとは限らない。
G:
H:
I :
総合得点表を見てみましょう。トップを”グリーン”・各ソフトの平均が9点(合計36点)以上を”ピンク”で塗り分けています。
そういう、非常に高いレベルでの音質評価でも結果はきちんと出ています。
「P-0とElgarの組み合わせは、340万円」
「TL-0とDAC-1.spec99の組み合わせは、215万円」
「TL-1X(改)とDAC-1.spec99の組み合わせなら、たったの85万円」。
「TL-0とDAC-1.spec99の組み合わせは、215万円」
「TL-1X(改)とDAC-1.spec99の組み合わせなら、たったの85万円」。
価格差にして実に4倍・255万円の差は「音質とは無関係」だったという事実がそこにあったのです。
また、当日特に評価の低かった「P-0とElgar」の組み合わせには、疑問を持ちましたのでセミナー終了後、希望者立ち会いのもとで「XLR・RCA・BNC・ST」の各入力端子による接続と、デジタルケーブルを取り替えて接続し、音質のテストを行いましたが、結果的にセミナーで行った接続が、最も音質が良かったことを確認しました。
今までも何度となく、「音質と価格は比例関係にない=高いものがよいとは限らない」と申しあげてきましたが、その事実は計らずとも立証されたようです。
私の今までの販売を通じての経験では、「価格差10倍以内」なら「有効な音質差を認められない」(安い方が音が良かったり、価格がうんと高くても音が変わらなかった)ケースも多く見受けられました。
高いから良いだろう。高いから間違いないだろう。ブランドだから安心。売れているから良い商品だろう。金満日本には、なんと落とし穴がたくさんあるのでしょう。
そして、その事実が表面化しない最も大きな要因は、高い製品を買って安心(満足、それとも慢心?)しているお客様は、決して「更に安い装置との音質比較など絶対に行わない」から気づくことがない(嘘がばれにくい)からなのです。
「高いものより安い物をすすめる。」、そんな馬鹿なことをする販売店は日本中どこを探しても滅多にありません。
逸品館のサービスは、「一見売り上げ促進」と矛盾しているようにお感じになるかも知れません。しかし、「趣味に掛けるコスト」というのは「誰でも出せるだけの金額」を用意するものです。例え、無駄とわかっていてもありったけのお金を使う。それが心理のはずです。
でも、「どうせ同じお金を使うなら最大限有効に使って欲しい」と私は思うのです。