巨大噴火が招く地球規模の異変 - 人類文化の壊滅 -
巨大噴火が招く地球規模の異変
巨大噴火が起きた時、どのような事態が想定されるのか、その手がかりとなるのが1991年のフィリピン・ピナツボ山の大噴火です。噴煙は上空4万mに到達し、20世紀最大の噴火でした。大量の火山灰が上空を覆い、昼間でも夜のように暗くなりました。日光がさえぎられ、1年後の地球の平均気温は0.5℃低下しました。2年後、日本も記録的な冷夏となり米が不作となりました。噴火が影響していたと見られています。
イエローストーンの噴火の規模は最悪の場合、ピナツボ山の100倍以上にもなります。より深刻な事態が懸念されます。アメリカやヨーロッパの科学者が共同で作成した巨大噴火のシミュレーションによると、膨大な量の火山灰や火山ガスが上空5万m付近まで到達。風に流されて拡散していきます。噴出物は約2週間で地球を1周し、長期間に渡って上空にとどまります。大量の噴出物で日光が遮られ、世界中で気温が下がります。
巨大噴火の1年半後、地域によっては気温が10℃も低くなると予測されています。「火山の冬」と呼ばれる急激な寒冷化が起きるのです。広い範囲が雪や氷に閉ざされ、各地で食料問題が発生。地球規模の影響が危惧されています。
地球の壮大な営みが生み出す火山の大噴火。私たちはその脅威から逃れることはできません。大噴火の兆候をとらえ、どう命をつないでいくのか。まだ見ぬ巨大災害に向き合わなければならないのです。
・・・噴火が起きない事を祈るしかないですね。
<資料>
NHKスーパーボルケーノ ~超巨大噴火のメカニズム~
「今、イエローストーンは超巨大噴火60~70万円の周期に当る」
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hakatabay/tvsyoukai274.pdf#search='
NHKスーパーボルケーノ ~超巨大噴火のメカニズム~
「今、イエローストーンは超巨大噴火60~70万円の周期に当る」
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hakatabay/tvsyoukai274.pdf#search='