JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

chikuma46さんからのコメント <マーラー・交響曲第5番

chikuma46さんからのコメントを頂きましたが、文字数の制限で、分割になっていました。
このまま、コメントに放置するのは、皆さんが見難いと思い、まとめました。
  *chikuma46さんへのお詫び  「勝手に改行処理し、お詫び致します。」
  *問題があれば、コメントを頂ければ修正いたします。

chikuma46 さんのコメント *************************

ワーッ!ゲストブックも字数制限ありですか。じゃあ小出しにコメントするしかありませんね。
「私が自分のブログを書いてる間に、マーラーの大曲3曲も聴かれたんですね。
すごい!とにかくマーラーの5番に親しみが持てるようになれば何よりですね。」

3楽章の話はやりだすと、自分のブログページみたいになってしまいますが…。
まずは5つの楽章で理解するのに、好きになるのに一番時間がかかったから。
何でもそうじゃないですか。あっさりと受け入れたものは、飽きるのも早いというか、
そんなに心に残らない。逆に難解でなかなか理解できなかったり、時間がかかったものは、
いったん好きになると、深く好きになるって。第5シンフォニーの場合、
4,1,2,5,3の順に好きになると思うのです。で最後に3の好さにはまる。

また3はあなたもおっしゃるように、舞曲(レントラー)の楽章。マーラーアダージョ楽章が素晴らしい、アダージョ作曲家だと思うのですが、一方で他の作曲家でスケルツォにあたる
舞曲(レントラー:当時のオーストリアの農民の踊りをもとにした)作家としても優れています。
5番の3楽章はベートーベンの第九の3楽章に匹敵する、といったら褒めすぎかな?

もうひとつ。マーラーは普通交響曲は4楽章のところを、5楽章にするのがすきでした。
(2番、5番、7番。3は6楽章)つまり起承転結のソナタ形式よりも、3楽章を真ん中にしての前後が
シンメトリーとなる構造を好んだのです。
この5番の場合、葬送行進曲の1楽章は2楽章の序曲、アダージェットの4楽章は5楽章の序奏と考え、
この曲は3楽章を要として、3部からなる構造の音楽ととらえるのが作曲家の意図にかなっていると思います。

最後にもう一つだけ。この曲で私が一番好きな部分は3楽章の一番最後。
一旦全休符のあと、小さな太鼓の音から徐々に音が湧き上がって、オーケストラ全体が熱狂的に乱舞して
楽章を閉じるところ!マーラーの音楽の原初的なエネルギーの生の姿を眼前に見た思いがするところです。

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以上、私のような者に、懇切丁寧なお言葉、有難うございました。
今回を切欠として、マーラーを聴けるような気がしてきました。
先ずは、お礼まで!。