JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

北九州伯林的管弦楽団 定期演奏会曲目(2011)

北九州伯林的管弦楽団定期演奏会曲目が決まりました。
毎年、楽しみにしています。

マチュア管弦楽団ですが、十分に聴ける演奏です。
北九州在住のクラッシックがお好きな方、是非御出でください。

モーツァルトクラリネット協奏曲は、恩師の葬儀で、弟の北村英治さんが演奏していました。
・・・この曲を聴くと、恩師を思い出します。

今回の交響曲チャイコフスキー交響曲第5番です。
今まで、4番に拘っていたようですが、今回は5番に成りました。

公演日 2011年1月9日(日)
時間  15:00開演(14:30開場)

会場 北九州市立響ホール
[JR鹿児島本線八幡駅下車・徒歩約10分]

入場無料

[指揮・クラリネット独奏]
タラス・デムチシン
九州交響楽団 首席クラリネット奏者)

[曲目]
ボルトニャンスキー:歌劇「アルチーデ」序曲
モーツァルトクラリネット協奏曲 イ長調 K.622
チャイコフスキー交響曲 第5番 ホ短調作品64




チャイコフスキー交響曲 第5番について>
古典的な4楽章制の交響曲。ただし、第3楽章ではスケルツォの代わりにワルツが採用されている。

第1楽章 Andante - Allegro con anima
ホ短調、序奏付きのソナタ形式

序奏ではクラリネットが暗い旋律を吹く。この主題は「運命の動機」ともいわれ、各楽章に現れて全曲の統一感を出している。主部にはいると、弦のザックザックとした行進曲調のリズムに乗って、クラリネットファゴットが第1主題を出す。哀愁感のある推移主題の後、第2主題はヴァイオリンによる流麗な旋律。展開部は第1主題に基づく。型どおりの再現の後、第1主題によるコーダとなり、盛り上がった後暗く重い結末となる。

第2楽章 Andante cantabile, con alcuna licenza
ニ長調、複合三部形式

短い弦の序奏のあとで鳴らされる主要主題はホルンの美しい調べが印象的。愛らしくもどこか悲しい副主題も美しい。2つの主題が反復された後、中間部にはいると、クラリネットが哀愁を帯びた旋律を示して切迫する。「運命動機」は、中間部のクライマックスと、主部が復帰してコーダに入る直前に激しく出る。

第3楽章 Valse. Allegro moderato
イ長調、複合三部形式

チャイコフスキー交響曲第4番の第1楽章で「ワルツのテンポ」を指示しているのだが、ここでは純然たるワルツを採用した。中間部は弦による細かい音型が特徴。この音型に乗ったまま、主部の主題が復帰してくる。「運命動機」はコーダでクラリネットファゴットに静かに現れる。

第4楽章 Finale.Andante maestoso - Allegro vivace(Alla breve)
ホ長調ホ短調ホ長調、序奏付きのソナタ形式

序奏は「運命動機」に基づく。主部はティンパニの連打に導かれ、第1主題は華やかで民族的な香りもある。第2主題は木管により、穏やかながら、やはり行進曲調。コデッタではまた「運命動機」が扱われる。展開部は、弦が第1主題のリズムを刻み、そのうえに第2主題が変奏される。徐々にスピードが落ちたところでいきなり再現部となり劇的に盛り上がり、全休止をはさんで勝利感に満ちたコーダへなだれ込んでいく。ここでは「運命動機」が高らかに奏され、ホ長調6/4拍子に変化した第1楽章の第1主題をオーボエ金管が豪快に掛け合って全曲を締めくくる。