JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

任意加入で基礎年金増額

任意加入で基礎年金増額

 「少しでも年金額を増やしたい」というのは、定年前後の人の共通した思いです。会社員などは60歳以降も勤め続ければ、厚生年金を増やせます。一方、退職する人や自営業者は、60歳以降も国民年金に任意加入することで、基礎年金を増やせる場合があります。

 基礎年金は通常65歳から受け取れ、20歳から60歳になるまで40年間きちんと保険料を払った場合で年額78万8900円(今年度)。ただ、未納期間があるなどで減額される人が多く、任意加入によって満額に近づけることができます。

 例えば、60歳時点で加入期間が35年だった場合、そのままでは基礎年金は69万300円。10万円近い減額ですが、60歳から5年間の任意加入で満額にできます。国民年金の保険料は月額1万5020円(今年度)。2017年まで毎年上がるので、今後5年間の支払い総額は94万円程度。これに対し、年金は年額約9・9万円増えます。受給10年で元が取れるので、75歳より長生きすればお得です。

 任意加入は原則65歳になるまでですが、公的年金の受給に必要な加入期間(原則25年)を満たせない場合は、最高70歳になるまで可能です。ただし、厚生年金の加入者は利用できません。また、加入期間が40年に達すると打ち切りです。

 任意加入と合わせて、国民年金の「付加年金」も利用できます。通常の保険料に加えて月400円の付加保険料を払うと、「支払い月数×200円」(年額)の付加年金が基礎年金に上乗せされます。5年加入で年額1万2000円。こちらは2年で元が取れます。(柳沼正秀、ファイナンシャルプランナー

(2011年8月16日 読売新聞)