JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

S.M.A.R.T.情報を理解する

S.M.A.R.T.情報を理解する

CrystalDiskInfo を起動すると、HDDの型番、温度、使用時間、電源投入回数、各種検査項目などが表示されます。
HDDに問題がなければ、「正常(青色)」と表示されます。
問題がある場合は、「注意(黄色)」や「異常(赤色)」と表示されます。

重要な項目としては以下のものがあります。
1. 01 リードエラーレート(Raw Read Error Rate)
2. 05 代替処理済のセクタ数(Reallocated Sectors Count)
3. 0A スピンアップ再試行回数(Spin Retry Count)
4. C2 温度(Temprature)
5. C5 代替処理保留中のセクタ数(Current Pending Sector Count)

S.M.A.R.T.情報は、現在値・最悪値・しきい値閾値)・生の値という言葉で表現されています。
ポイントとして、現在値がしきい値を下回ると危険な状態といわれています。
・現在値・・・一般に数値が小さくなるほど状態が悪い。数字は常に変動します。
・最悪値・・・今までで計測した最も悪い値
しきい値・・・HDDメーカーが定めている危険ラインである値、限界値。
・生の値・・・SMART情報のデータ。16進数で表記されています。

IDの説明
1. 01 リードエラーレート(Raw Read Error Rate)
エラー訂正などの操作を行う前の読み取りエラー発生率
<現在値・最悪値>指標100~0 
100=エラー無し、0=全部エラー
※起動ごとにリセットされます。
しきい値>指標6以下はいつ壊れてもおかしくないとメーカーが指定

指標が低い場合、
・ヘッドやプラッタの異常
・排熱不足によるプラッタの変形

2. 05 代替処理済のセクタ数(Reallocated Sectors Count)
代替処理された不良セクタの数
<現在値・最悪値>100%~0%
100%=代替処理領域全体に対しての空き容量の割合100%
0%=代替処理領域全体に対しての空き容量の割合0%(つまり領域を全て使い切ってしまった状態)
しきい値>36%以下は危険とメーカーが指定

%が0になれば以後不良セクタの代替処理が行われなくなり、その都度不良ブロックとしてOSに通知されることになる
・電源劣化に伴う電流不足や熱によるチップの暴走
・排熱不足によるプラッタの変形
・サーボ機構の劣化

3. 0A スピンアップ再試行回数(Spin Retry Count)
スピンアップ時に規定速度に達するまで時間が掛かりすぎてタイムアウトし再試行を行った回数
<現在値・最悪値>指標100~0
100=再試行回数0回?
0=再試行回数100回?
しきい値>指標97以下(再試行回数3回以上)はいつ壊れてもおかしくないととメーカーが指定?

4. C2 温度(Temprature)
Current(現在温度)65℃以上が記録されていれば今すぐに壊れてもおかしくない
Worst(最悪温度)60℃以上が記録されていれば冷却環境を改善しなければ寿命が極端に短くなる

5. C5 代替処理保留中のセクタ数(Current Pending Sector Count)
ペンディングセクタ(不良セクタである可能性があるセクタだが、代替領域の節約のため、次回アクセス時まで判断保留としてあるセクタ)の数
<現在値・最悪値>100%~0%
100%=ペンディング処理領域全体に対しての空き容量の割合100%
0%=ペンディング処理領域全体に対しての空き容量の割合0%(つまり領域を全て使い切ってしまった状態)


CrystalDiskInfoの画面
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