JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

若い人が年金制度を信用できない理由

若い人が年金制度を信用できない理由

1.年金記録問題

年金記録問題とは、第1次安倍内閣当時の2007年2月以降、国会の社会保険庁改革関連法案の審議中に社会保険庁のオンライン化したデータ(コンピュータ入力した年金記録)にミスや不備が多いこと等が明らかになり、国会やマスコミにおいて社会保険庁年金記録のずさんな管理が指摘され、国民から批判されたことである。

第21回参議院議員通常選挙与野党の逆転を招いた原因の一つと言われている。第45回衆議院議員総選挙政権交代した後、鳩山由紀夫首相は、問題解決への国民の期待が政権交代の原動力になったと述べている。2007年秋頃から厚生年金基金においても類似の記録問題が明らかとなった。

・・・国の年金に対する姿勢が明らかとなった事件です。
しかし、議員は責任を取らず、社会保険庁日本年金機構に衣替えで幕引きを図った。

2.公的年金流用問題

公的年金制度によって集められた年金保険料が、一部の政治家によって、年金給付以外の用途に安易に使われていた、グリーンピア事業等の公的年金流用問題が発覚した。 この年金給付以外の用途に使われた額の累計は56年間で約90兆円に上ることが判明している。

膨大な損失金額を誰も責任は取らずに、年金福祉事業団を年金積立金管理運用独立行政法人に衣替えで逃げ、結局、議員の使い得で幕引きされた。

3.年金受給開始引き上げ支給開始引き上げ問題

老齢厚生年金は、厚生年金に加入していた人が老齢基礎年金を受けられるようになったときに、65歳から支給されます。しかし、厚生年金の加入期間が1年以上あり、老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていれば、60歳から64歳までいわゆる特別支給の老齢厚生年金が受けられます。この特別支給の老齢厚生年金のうち定額部分の支給は平成13(2001)年度から平成25(2013)年度にかけて、報酬比例部分の支給は平成25(2013)年度から平成37(2025)年度にかけて、段階的に65歳に引き上げられていきます(女性は5年遅れのスケジュール)。

・・・60歳から受給できる年金が、法整備もなく変更されてしまった。 これでは、受給年齢がさらなる延長が心配される。

4.マクロスライド問題

マクロ経済スライド、またはマクロスライドとは、年金の被保険者(加入者)の減少や平均寿命の延び、更に社会の経済状況を考慮して年金の給付金額を変動させる制度のことをいう。

・・・インフレでの物価上昇に対応して年金も比例して上がるはずだったが、インフレ上昇率の上昇以下に抑える、悪法である。

5.世代年金給付計算問題

世代ごとの年金負担額と年金給付金額の比率が5.8倍(70歳)から1.7倍(0歳)に激減している。年金積立金管理運用独立行政法人の投資状況から見ても1.7倍は低すぎる。

年金積立金管理運用独立行政法人は年金運用も国内株式25%に倍増して、リスク投資比率が50%を超えてしまう。

・・・この投資のリスクは誰が責任を持つのか?