JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

8/28'05 ブリュッヘン/モーツァルト・交響曲第40 41番

イメージ 1作曲: モーツァルト
指揮: ブリュッヘン(フランス)
演奏: 18世紀オーケストラ
ユニバーサルクラシック - 1996/06/05
CD ディスク枚数: 1

曲目リスト
1.交響曲第40番ト短調K.550
2.同第41番ハ長調K.551「ジュピター」

古楽演奏で聴くモーツァルト
タイムスリップしたような気分でした。
昔は、モーツァルトはあまり好きでは有りませんでした。 ・・ドーダ奇麗だろう!と言わんばかりの、メロディー。
でも最近は、素直に聴けるようになりました。

<アマゾンレビューより>
40番のト短調交響曲の第一楽章は<モルトアレグロ>の指定です。大変美しいメロディですからどんな演奏でもそれなりに聴かせてしまいますが、ロマン派の粘つくようなセンチメンタリズムとは無縁です。小林秀雄は「モーツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない」という有名な言葉を記していま
す。もっともこれは、同じト短調でも弦楽五重奏の4番についての感想ですが(こちらもアレグロ)、私は、まさにそのとおり、と思っていました。そして、今まで聴いたうちでは、フルトヴェングラーのテンポがこの理想に一番近いように感じていました。個人的に、ブリュッヘンがそのフルトヴェングラー張りのテンポで駆け抜けてくれているので、大変嬉しくなり、早速フルトヴェングラーと聴き比べてしまいました。その感想を記しますと、迫力はさすがにフルトヴェングラーのほうがあると思いますが、人によってはこれでは重いと感じられるかもしれません。これがベートーヴェンならちょっと賛成できないところですが、モーツァルトならそういう意見もあるかな、という気がします。<涙の追いつけないかなしさ>を体験したい人は、是非こちらのCDを聴いてみてください。
4楽章展開部は12音階を暗示しているのでは、と言われていますが、ブリュッヘンの演奏はとても現代的に響きます(古楽器演奏なのに?)。