JBLでクラシックを聴く

ヤフーブログ終了で引っ越ししてきました。主にオーディオについてです。すでにオーディオ一式は断捨離で売り払ってしまいましたが、思い出のために引っ越しして残すことにしました。

最先端がん治療

僕も66歳!、元気で・長生き・ポックリ を目指していますが、特に”がん”については、現役時代に勤務していたがんセンターで、多くのがん患者さんを見ていたので、特別の思いが有ります。
そこで、最先端の、がん治療を調べてみました。

<陽子線治療>
メスを入れないため、麻酔なしで正常な細胞を傷つけず副作用も抑えられ、治療時間は2分程度なので、日帰りが可能
しかし、保険が適用されないので、治療費用300万円前後が全額自己負担で、12センチを超えるがんは治療できない
し、複数の部位に転移したがんには対応できない。 また、消化器系のがんには対応できない

重粒子線がん治療>
がん治療の効果はあるものの、保険は適用されず、治療費用1患部あたり300万円前後が全額自己負担となり、複数の部位に転移したがんには対応できない。

<免疫細胞治療>
患者の血液を摂取、血液中の樹状細胞とリンパ球を患者の体内に戻し、自分の力でがんを治す治療法。
メスを入れないので、体に負担がかからないし、広範囲のがんに対応できるが、保険が適用されず、1回の治療時間20~30分・通院回数は平均で6~7回程度となるため、高額治療費が全額自己負担となる

脂肪酸合成酵素 阻害剤>
人間の脳の進化に貢献した、脂肪酸合成酵素(FAS)は多くの癌に高発現していることから、この酵素の阻害剤が抗がん作用が期待される。

<ベバシズマブ薬物療法>:治験中
この薬は新しく血管を呼び寄せる因子(VEGF)と結合して、作用を不活化するもので、これにより、癌細胞に新しい血管が届かないようにします。
血管から癌を治療するという方法を確立した世界初の薬で、特にあらゆる抗癌剤の効き辛くなった時に、その効果が期待されます。

<バソヒビン薬物療法>:治験中
新規血管新生抑制因子バソヒビンは、常に私たちの体内合成されている蛋白質です。
この因子が癌の成長速度を十分の一にまで抑えることが示されました。
しかも、逆に血管を安定化して強くするような働きもあります。
血管の周りには別の組織が存在し、それが血管を強くしていますが、
癌を取巻く血管の場合、その組織が緩く、たとえば抗癌剤を投与したとしても、血管から漏れてしまい、目標の癌細胞まで上手く届かないということが起こります。
抗癌剤を用いる時に、まずバソヒビンを投与することで、血管を正常化し、血流がよくなることで、抗癌剤が届きやすくなるという効果があります。


今後、治療が大いに進歩することを期待しつつ・・・おやすみなさい。